CASE

解決事例

[風俗営業許可]

【大阪市西区】ラウンジ開業に向けて風俗営業1号許可を取得した事例

・大阪市西区在住<br />
・40代女性<br />
・夜職歴20年以上<br />
・自身での独立は初めて<br />
・元同僚と共同経営予定<br />
・資金計画あり(開業資金800万円)

・大阪市西区在住
・40代女性
・夜職歴20年以上
・自身での独立は初めて
・元同僚と共同経営予定
・資金計画あり(開業資金800万円)

大阪市西区で新たにラウンジを開業したいというお客様からご相談を受け、風俗営業1号許可の取得を一貫して支援した事例です。用途地域の確認から保全対象施設の調査、図面作成、申請書類の整備、警察署との事前協議、現地調査対応、そして許可取得後の営業準備に至るまで、万全の体制でサポートいたしました。

・大阪市西区在住
・40代女性
・夜職歴20年以上
・自身での独立は初めて
・元同僚と共同経営予定
・資金計画あり(開業資金800万円)

モデルケースについての注釈

※本記事は、行政書士が実際に行う支援内容をもとに構成した【モデルケース事例】です。

類似の課題を抱える方にとっての参考となるよう、実務に即した構成としていますが、地域名・状況設定は一部仮定を含むことを、あらかじめご理解ください。

想定される背景と経緯

ご相談いただいたのは、20年以上にわたりミナミや北新地エリアで接客業に携わってこられた40代の女性でした。長年ラウンジやクラブでの勤務経験を積む中で、いつかは自分の理想とするお店を持ちたいという想いが強くなり、今回ついに独立を決意されたとのことでした。エリアとして選ばれたのは大阪市内でも人気の高い地域で、おしゃれな飲食店やサロンが集まる場所でした。

ご相談の段階で、すでに候補となる物件が1つに絞られており、その物件でラウンジ営業を行いたいという明確なビジョンをお持ちでした。営業スタイルとしては、キャストが客席に着いてドリンクの提供や会話などを行うものであり、いわゆる「接待行為」に該当する形態でした。そのため、風俗営業1号許可が必要になることをご説明しました。本人も「深夜営業届出だけで済むと思っていた」と話されており、制度上の違いや注意点について丁寧に解説させていただきました。

さらに、ラウンジ業態では午前0時以降の営業ができないことや、接待行為を行うには厳しい構造上・地域上の条件をクリアしなければならないことをお伝えしました。そのうえで、物件契約・内装計画・オープンスケジュールに関する相談を重ね、正式に申請準備へと移行する運びとなりました。

物件は、駅から徒歩数分という好立地の雑居ビル2階部分で、以前はバー営業を行っていた形跡が残っていました。まずは用途地域の確認を行い、当該エリアが商業地域に指定されていることを役所で確認しました。次に、近隣に保全対象施設が存在しないかを調査し、小学校や保育園、児童福祉施設、病院等が100メートル以内に存在しないことを地図と実地調査で確認しました。

構造要件のチェックでは、カウンターの配置や客席のレイアウト、仕切りの仕様、照度の状況、音響設備の設置位置などを現地で確認し、風俗営業の基準に適合しているかを一点ずつ検証しました。一部で照度が基準を下回っていたため、補助照明を追加設置するなどして、すべての要件を満たす状態に整備したうえで、警察署への申請に移りました。

行政書士のポイント解説

大阪市内で風俗営業1号許可を取得する際は、まず対象エリアの用途地域と保全対象施設との距離関係を正確に把握する必要があります。今回のように人気のエリアであっても、住宅街や保育園などが隣接しているケースも多く、実地での距離測定が必要になります。紙面上で100メートル以上あるように見えても、実際に調査すると届かないケースもあるため、事前の現地確認は欠かせません。

物件の選定時点でご相談いただいたことで、無駄な契約リスクを回避できた点も大きなポイントです。ラウンジやスナック業態では、「接待」に該当するか否かの判断が微妙なケースもありますが、警察の判断基準では、一定の様式や慣行に従った接客が行われる場合は原則として接待行為とみなされます。そのため、無許可営業に該当しないように事前に営業内容を整理しておくことが重要です。

構造要件では、「見通しの確保」や「照度の確保」が特に指摘を受けやすい部分です。ラウンジやクラブでは、落ち着いた雰囲気を演出するために照明を暗くしがちですが、風営法では20ルクス以上の照度が求められるため、暗すぎる空間はNGと判断される可能性があります。今回のケースでは、間接照明とスポット照明をうまく使い分けることで、雰囲気を損なわずに基準をクリアする工夫を行いました。

また、風俗営業許可においては、図面作成が非常に重要です。営業所平面図、客室配置図、音響図、照度図、求積図、外観図などをすべてCADで作成し、現地の実態と矛盾のない内容で提出しなければなりません。これらの図面と現場の整合性が取れていないと、実地調査で指摘を受ける可能性が高まりますので、作図と同時に現場調査も徹底して行いました。

書類についても、用途地域証明書、賃貸借契約書、管理者選任届、身分証明書、誓約書、営業方法の概要書など20点以上の添付資料が必要となり、それぞれ取得先や書式が異なります。当方では、これらの書類をすべて一括で整備し、依頼者の事務負担を最小限に抑えることを重視しました。

申請後の警察による実地調査にも立ち会い、図面との一致確認、照度測定、間仕切りの高さ、避難経路の確保などについてその場で説明を行い、問題なく完了しました。許可証の交付後は、飲食店営業許可や消防署への届け出もスムーズに進み、開業スケジュールに余裕をもって営業開始を迎えることができました。

解決イメージ

これまで長いこと他人のお店で働いてきましたが、40歳を超えてようやく自分のお店を持ちたいと思えるようになりました。今回独立を決めて物件を探し、ようやく気に入ったところが見つかって、開業準備を進めようとしたときに、接待行為があるなら風俗営業許可が必要だと知って驚きました。これまで当たり前のようにやってきた接客スタイルが、実は制度上では厳密に規制されていることを初めて知り、不安な気持ちにもなりました。

でも、行政書士さんに相談したら、制度の仕組みから流れまで全部わかりやすく教えてもらえて、自然と気持ちが落ち着いていきました。現場の調査にも何度も一緒に行ってもらって、どこを直したらいいかとか、どんな照明を使えばいいかまで具体的に教えてもらえたので、内装業者さんともスムーズに話を進めることができました。

図面や書類も、自分ではとても対応できなかったと思います。専門用語も多くて、役所や警察にどう伝えればいいのか分からないことばかりでしたが、すべてお任せできて本当に助かりました。警察の調査のときも一緒に来てくれて、細かい部分まで説明してくれていたので、自分は安心して立ち会うことができました。

許可証が出たときは、うれしいというよりホッとした気持ちが大きかったです。今ではお店も無事にオープンして、以前からの知り合いや常連さんも少しずつ来てくれるようになりました。ずっと目指してきた夢のスタートが切れたのも、丁寧にサポートしてくれたおかげです。相談して本当に良かったと心から思っています。

この事例のサービス
関連記事
【大阪市西区】ラウンジ開業に向けて風俗営業1号許可を取得した事例

CONTACT

お問合せ

ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問合せください。
専門スタッフが丁寧に対応いたします。

06-7502-7827

平日9-17時(予約により土日祝・夜間も対応可)

メールから相談する

24時間365日受付

LINEから相談する

友だち登録後お問合せください。

対応地域

以下の地域を中心に対応しておりますが、その他の地域の方もお気軽にご相談ください:
- 大阪府(難波・梅田・天王寺周辺)
- 京都府(河原町・京都市周辺)
- 兵庫県(神戸市周辺)
- 奈良県(奈良市周辺)

初回相談は
無料です

CONTACT

お問合せ

ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問合せください。
専門スタッフが丁寧に対応いたします。

06-7502-7827

平日9-17時(予約により土日祝・夜間も対応可)

メールから相談する

24時間365日受付

LINEから相談する

友だち登録後お問合せください。

対応地域

以下の地域を中心に対応しておりますが、その他の地域の方もお気軽にご相談ください:
- 大阪府(難波・梅田・天王寺周辺)
- 京都府(河原町・京都市周辺)
- 兵庫県(神戸市周辺)
- 奈良県(奈良市周辺)