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解決事例

[就労ビザ認定申請]

【大阪府】地元空き家を改装しアジアン雑貨&カフェを開業したネパール人女性の経営管理ビザ取得の事例

・30代女性<br />
・ネパール国籍<br />
・日本語能力試験N2合格<br />
・日本在住歴5年(元・留学生→就労ビザ→経営管理ビザへ変更)<br />
・大阪市内在住後に市外へ移住<br />
・過去に飲食店での接客・店舗運営経験あり

・30代女性
・ネパール国籍
・日本語能力試験N2合格
・日本在住歴5年(元・留学生→就労ビザ→経営管理ビザへ変更)
・大阪市内在住後に市外へ移住
・過去に飲食店での接客・店舗運営経験あり

大阪府において、地元の空き家を活用してアジアン雑貨の販売とカフェを併設した店舗を開業したネパール人女性が、経営管理ビザの取得に成功した事例をご紹介します。地域の人口減少と空き家対策という行政課題とも合致する形で、地方創生のモデルケースとなるようなビザ取得の実例です。

・30代女性
・ネパール国籍
・日本語能力試験N2合格
・日本在住歴5年(元・留学生→就労ビザ→経営管理ビザへ変更)
・大阪市内在住後に市外へ移住
・過去に飲食店での接客・店舗運営経験あり

モデルケースについての注釈

※本記事は、行政書士が実際に行う支援内容をもとに構成した【モデルケース事例】です。

類似の課題を抱える方にとっての参考となるよう、実務に即した構成としていますが、地域名・状況設定は一部仮定を含むことを、あらかじめご理解ください。

想定される背景と経緯

今回のご依頼者は、ネパールからの留学生として来日し、日本語学校と調理系の専門学校を卒業した後、大阪市内のカフェで接客業務を経験されてきた方でした。5年以上の日本での生活を通じて、日本でネパール文化を紹介するような小さなカフェを持ちたいという夢を抱くようになったものの、都市部での開業は賃料負担や資金調達の面でハードルが高く、なかなか実現に至っていませんでした。

そんな折、知人を通じて郊外の静かな地域で空き家を安く借りられるという話を聞き、現地を訪れたところ、その自然環境と落ち着いた雰囲気に心惹かれ、「この場所ならネパール料理と雑貨の魅力を伝えるお店ができる」と感じて開業を決意されました。過去に住民票を置いたこともなく、地縁もなかった地域での起業ということで、制度的な不安も多く、当事務所にご相談をいただき、経営管理ビザの取得を前提とした事業スタートの支援に取り組むこととなりました。

行政書士のポイント解説

経営管理ビザの取得には、単に「事業を始めたい」という希望だけでなく、明確で実現可能性の高い事業計画と、それを実行できる環境整備が求められます。特に今回のように地方での開業を予定している場合、「地域で実際に運営が続けられるのか」「顧客の獲得見込みはあるのか」といった観点で厳しく審査されるため、事前の準備と書類構成が非常に重要です。

まず最初に取り組んだのは、事業コンセプトと地域ニーズとの接点を明確化する作業です。観光客向けではなく、近隣住民が日常的に訪れられる場所として、手作りのアジアン雑貨やネパールのスパイス料理を提供するカフェという方針を定め、地域の文化交流拠点としての機能も持たせる内容を事業計画に落とし込みました。メニュー構成、営業時間、内装テーマ、客単価、集客方法などを詳細に記載したことで、現実的な事業として評価されやすくなりました。

次に取り組んだのが物件確保と資金調達です。今回は空き家を所有する知人との使用貸借契約により賃料負担を抑える形とし、改装費用についてはクラウドファンディングによる調達と親族からの借入を組み合わせた資金計画を策定しました。必要な設備リストや内装図、見積書と合わせて、開業にかかるコストとその調達手段の整合性を示すことで、資金面での信頼性も確保しました。

法人設立については、ビザ取得の観点から株式会社設立を選択し、定款には「飲食業」「物販事業」「地域交流活動」の3点を明記しました。代表者はご本人単独とし、資本金500万円を用意したうえで、公証役場での定款認証、法務局での登記までを当方で一括支援しました。法人登記後には、銀行口座の開設、営業許可の申請、税務署・年金事務所への届出等、関連手続きを一つずつ着実に進めていきました。

経営管理ビザ申請においては、事業計画書とあわせて事務所・店舗の実体を示す証拠書類(物件契約書、内装写真、図面、開業届、定款写しなど)が必須となります。加えて、収支計画書や業務スケジュール、販促計画など、将来にわたって安定的に経営が可能であることを論理的に説明するための資料を数十点作成しました。

また、入管からの問い合わせでは「過去の経営経験」や「日本語による運営能力」が特に問われましたが、飲食店勤務時代の勤務証明書や、専門学校での成績証明書、日本語能力試験のN2合格証書などを用いて一つずつ丁寧に回答しました。さらに、本人が自力で作成した販促資料なども提出し、日本語での業務遂行能力をアピールする工夫も加えました。

結果として、申請から約2か月後に無事、経営管理ビザの許可を得ることができました。その後は予定通り内装工事を実施し、近隣住民向けのプレオープンイベントも開催。現在ではリピーターも増え、少しずつ地域に根付いた営業ができるようになってきています。

解決イメージ

カフェ開業という夢は、正直、ずっと夢のままで終わると思っていました。大阪市内で働いていたときも、場所やお金の問題でずっと悩んでいて、なかなか現実的に考えることができませんでした。でも、郊外の静かな場所に空き家があると聞いて、思いきって見に行ったら「ここならやれるかも」と思えたんです。

でもその後、ビザのことや会社の設立、役所の手続きなど、わからないことばかりで、何から手をつけたらいいかも分からず、正直あきらめかけていました。そんなとき、行政書士の先生に相談して、最初から全部手伝ってもらえて本当に助かりました。

事業計画の作り方、資金計画、法人の登記、内装の見積もり、営業許可の取得など、全部を一緒に一つずつやってくれて、どんな質問にもちゃんと答えてくれたので、安心して前に進むことができました。提出書類が多くて大変な場面もありましたが、先生の支えがあったから最後までやりきれたと思います。

今は、地元の方がふらっと来てくれるようになって、ネパールのスパイスや雑貨を見て「面白いね」と言ってもらえるのが嬉しいです。これからは料理教室やイベントもやっていきたいと思っています。あのとき相談していなければ、きっと今のお店はなかったと思います。本当にありがとうございました。

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