※本事例は個人情報の観点からモデルケースとして地域や一部内容を変更して記載しています。
ご依頼の経緯
ご依頼者様は交野市内で小さなオーガニック専門店を経営されており、店頭で食品や日用品にこだわりを持つ顧客にリピーターとして支えられていました。しかし近年、新規顧客の獲得が鈍化し、EC化の遅れにより販路拡大にも限界を感じるようになってきました。既存ファンへの対応はできているものの、「もっと多くの人にこの価値を届けたい」という想いから補助金の活用を検討され、当事務所へご相談いただきました。
担当行政書士のコメント
本件では「店舗の魅力をいかに広げるか」が中心テーマでした。まず現状分析として、店頭売上や顧客属性、SNSへの反応などをヒアリングし、店舗改装による魅力の可視化とEC展開による販路拡大の必要性を整理しました。
補助対象経費には、店内什器のリニューアルとパッケージ展示スペースの設置、プロによる商品撮影費用、ECサイトの構築費用、Instagram・Facebook広告費、地域向けチラシの制作・配布費用を計上。これらはすべて販路開拓に直結するものであり、補助金制度の趣旨にも合致する内容としました。
事業計画書では「店頭来店数」「EC経由売上」「SNS経由問い合わせ数」など複数のKPIを明示し、補助期間終了後にも継続的に成果を維持できるストーリー性ある計画を構築。数値目標として、店頭売上20%増、EC月商10万円達成を設定することで、成果の見通しも明確にしました。
補助金申請は無事に採択され、実行段階では店内改装・絵本棚設置・ECサイト制作・撮影・販促活動を計画通り実施。リニューアル後の反響は大きく、地域メディアにも取り上げられ、来店者数が前年比で25%増加しました。ECでは月10万円以上の売上が安定し、宣伝効果も高まっています。
お客様の声
「こだわりの商品をもっと多くの人に届けたいと思っていましたが、資金面やノウハウの不安で踏み出せずにいました。専門家のサポートを受けて、一歩踏み出す勇気が持てたことに感謝しています。
特に、店内の魅せ方やEC展開など、専門的な提案をもらえたことで、自分の視野が広がりました。改装後の反応がすぐにあったこと、SNSやECへの問い合わせが増えたことで、自信と可能性を感じています。
これからも、交野市や近郊の方々に安心・安全な商品を届けて、地域に信頼されるお店をめざしていきたいと思います。本当にありがとうございました。」