※本事例は個人情報の観点からモデルケースとして地域や一部内容を変更して記載しています。
ご依頼の経緯
今回ご相談いただいたのは、美容師歴20年以上のキャリアを持つ女性の方でした。長年、梅田や心斎橋の有名サロンでスタイリストとして勤務し、顧客からも信頼を集めていましたが、コロナ禍を経て「もっと地域密着で、お客様とじっくり向き合えるサロンを自分の地元・高槻で持ちたい」との想いが強まり、独立開業を決意されました。
希望されていたのは、住宅街に近い場所で、子育て世代やシニア層にも入りやすいアットホームなサロン。物件探しも順調に進んでいたものの、設備導入や内装費用に数百万円単位の初期投資が必要となることが分かり、資金面での不安を解消すべく創業融資の活用を検討されました。
事業計画の作成経験はなく、「何をどこまで書けばいいのかが分からない」ということで、弊所にご依頼をいただきました。
担当行政書士のコメント
この事例は、豊富な実務経験を武器に、地域での信頼を築きたいという“想い”を、どれだけ現実的な数字と説得力のある計画に落とし込めるかが鍵でした。特に美容業界では「開業後すぐに軌道に乗せる」ための準備が重要であり、それを事業計画書にどう表現するかが融資審査の成否を分けます。
まず、ヒアリングを通じてご本人のこれまでの経歴、得意な施術ジャンル、リピート率、過去の顧客層などを詳しく把握し、創業後すぐに一定数の固定客を見込める「集客力の根拠」として書面に反映しました。
立地条件も有利で、近隣には住宅街や公園、小学校があり、日中の女性客や子連れファミリー層の来店が見込める点をマーケット分析として記載しました。また、営業時間やメニュー構成、他店との差別化(完全予約制・マンツーマン接客・オーガニック製品の使用など)についても明確にし、「選ばれる理由」を論理的に記述しました。
資金計画では、美容機器・内装費・広告宣伝費・予備運転資金まで含めた詳細な見積もりと、3年間の損益・資金繰り計画書を作成。融資審査では特に重視される「自己資金」と「返済可能性」についても、開業後のキャッシュフロー予測を提示することで信頼性を高めました。
結果として、日本政策金融公庫より希望額に近い形での融資を受けることができ、物件契約から店舗改装、広告出稿までスムーズに実行されました。オープン後は、既存顧客の紹介とSNS広告によって早期に予約枠が埋まり、地域内でも話題のサロンへと成長されています。
お客様の声
最初は「創業融資」と聞いても難しいイメージしかありませんでした。特に事業計画書の作成なんて、自分にできるのか不安でいっぱいでした。でも、先生に出会えて、本当に安心しました。
何を聞いても的確に答えていただき、私の想いやスタイルをしっかり汲み取った上で、一緒に計画を練り上げてくださったおかげで、「このサロンならいける」と自分自身も納得できる内容に仕上がりました。
実際、融資もスムーズに通り、思っていた通りのサロンを開業することができました。開業から3ヶ月、リピーターも増えてきていて、「ここを選んで良かった」という声を直接いただけるのが本当にうれしいです。
これから独立を考えている美容師さんには、ぜひ専門家のサポートを受けてほしいと心から思います。夢をカタチにするための第一歩に、私はこのサポートが必要不可欠でした。
