※本事例は個人情報の観点からモデルケースとして地域や一部内容を変更して記載しています。
ご依頼の経緯
依頼者様は、カレー激戦区ともいわれる大阪市北区で、スパイスカレーに特化した店舗を個人で営んでおられる方です。仕込みから接客まで一人で行うスタイルながら、独自ブレンドのスパイスと週替わりメニューが徐々に注目され、近隣の会社員を中心に口コミで人気が広がっていました。
しかし、知名度をさらに高め、遠方からの集客やリピーターを増やすには、既存のSNSアカウントだけでは限界がありました。自作の無料ブログや名刺サイズのショップカードだけでは十分な情報発信ができず、次の段階へ進むための手段として小規模事業者持続化補助金を活用したいと考えられました。
事業内容は明確でも、補助金の申請は初めてということで、計画書の作成や提出方法に不安があり、当事務所にサポートのご相談をいただきました。
担当行政書士のコメント
飲食業での小規模事業者持続化補助金申請は、特に販路開拓・認知向上を目的とした費用の申請が多く、今回も王道の申請スタイルでした。依頼者様はすでに一定の集客実績があり、味や接客にも定評があることから、事業の発展性という観点で非常に説得力がある案件でした。
申請内容としては、①店舗のブランドイメージに合った公式Webサイトの新規作成、②Instagram広告・Google広告の運用費、③テイクアウト向けの新パッケージデザインと印刷費などを整理し、補助対象経費として明確に記載しました。
さらに、他のカレー専門店との差別化として、「季節ごとのスパイスフェア」「ビーガン対応メニューの拡充」など具体的な販売戦略を補助事業計画書に反映。これにより、計画の実効性と地域への貢献度が高いことを伝えることができました。
申請書提出後、特に修正や追加要請もなく、初回で無事採択。補助金によって専門業者に依頼してWebサイトと予約導線を整備し、スマートフォン対応も完了。SNS広告によって新規フォロワーが急増し、店舗のGoogle検索表示も上位に改善。結果的にランチタイムの来客数は平均1.6倍に増加し、リピーター率も上がったとの報告を受けています。
お客様の声
補助金を使って広報を強化したいとは思っていたものの、正直、申請のことはほとんどわかりませんでした。ネットで調べても「難しそう」「時間がかかりそう」と不安ばかりが募って、申請を諦めかけていました。
そんな時に知り合いの経営者から「実績のある行政書士さんがいる」と紹介され、思い切って相談してみました。実際に話してみると、補助金の仕組みや申請の流れを丁寧に教えてくれて、「これは任せて大丈夫だ」と感じました。
Webサイトの構成も一緒に考えてくれて、「こういう情報は載せたほうがいい」「スマホで見やすく」といった実用的なアドバイスもたくさんもらいました。インスタ広告の出し方や、効果測定のコツまで教えてもらい、今では自分でもある程度運用できるようになりました。
あのとき補助金に挑戦して本当に良かったと思っています。お客様の幅も広がって、経営に対する自信が持てました。これからも新しいことに挑戦して、もっと魅力的なお店にしていきたいと思います。
