※本事例は個人情報の観点からモデルケースとして地域や一部内容を変更して記載しています。
ご依頼の経緯
D様は日本のIT系専門学校に在籍中から、在学中にアルバイトで業務経験を積みながらWeb制作のスキルを伸ばしてきました。卒業を目前に控え、浪速区にある中小企業のWeb制作会社より「卒業後は正社員として働いてほしい」という内定を受けることになりました。
一方、企業側は外国人雇用が初めての経験であり、「どの職務内容なら就労ビザが取れるのか」「留学生をそのまま雇えるのか」といった基本的なことすら分からず、インターネットで行政書士を探していたところ、当事務所の技術・人文知識・国際業務ビザの解決事例を見つけてご相談をいただきました。
担当行政書士のコメント
まず、D様が専門学校卒業見込みであることから、「専門士」の称号と業務内容の関連性を明確に証明する必要がありました。企業側にヒアリングを行い、D様の職務内容が「技術・人文知識・国際業務ビザ」の要件である「自然科学の分野」に該当するWeb制作・コーディング・クライアント対応であることを確認しました。
職務内容書には、HTML・CSSコーディング、Photoshopによる画像処理、簡単な顧客対応などを具体的に記載し、「単純作業(データ入力等)ではなく専門性のある業務である」ことをアピール。さらに、職務内容の根拠として、過去の制作実績や在学中に行ったプロジェクト例も添付しました。
また、雇用契約書、卒業見込み証明書、企業案内、給与規定、勤務予定表、雇用理由書などもすべて当事務所で確認・整備し、矛盾のない形で提出。企業が外国人雇用に不慣れであったため、入管局からの補足資料依頼に対しても迅速に対応できるよう、事前に想定質問リストを共有し、スムーズな準備を進めました。
約6週間後、在留資格変更許可通知が届き、無事に「技術・人文知識・国際業務ビザ」が取得され、D様は正式に正社員として勤務を開始されました。
お客様の声
ビザのことは自分ではよくわからなかったので、とても不安でした。会社の人も外国人を雇うのが初めてだったので、どこから始めたらいいか困っていました。でも、先生がいてくれたおかげで、ひとつひとつ丁寧に説明してくれて、全部の書類も作ってくれました。
面接のときに「デザインが得意ですね」と言ってもらって嬉しかったですが、それをどう申請に書くかは難しくて、自分ひとりでは無理だったと思います。卒業証明のことや、アルバイトの内容もちゃんと考慮してくれて、安心しました。
今は大阪で正社員として働くことができて、本当に感謝しています。浪速区は交通も便利で、職場の雰囲気もいいので、これからも頑張ってスキルアップしていきたいです。ビザが心配な人も、あきらめないで先生に相談してください。