※本事例は個人情報の観点からモデルケースとして地域や一部内容を変更して記載しています。
ご依頼の経緯
M様は枚方市で焼肉店を経営し、地域住民やファミリー層、ビジネスマンに親しまれていました。しかし、人手不足により厨房やホールスタッフの確保が困難となり、特に長時間営業や繁忙期の営業体制維持に課題を抱えていました。
そんな中、外国人技能実習制度に関心を持ち、ミャンマーやベトナムなどの若い人材が日本で技術を学びながら働く制度であることを知りました。ただ、技能実習制度の受け入れ方法や、監理団体の選定、申請の流れがわからず、「枚方市 飲食店 技能実習生 受け入れ」「外国人 スタッフ 雇用」などのキーワードで検索。当事務所の外国人雇用支援実績や地域密着型のサポート体制に安心感を持ち、ご相談いただきました。
初回相談では、技能実習制度の仕組みや、受け入れ企業の条件、監理団体の役割、技能実習計画の作成、在留資格取得までの流れなどを詳しくご説明し、M様は「地域で長く働いてもらいたい」という思いから、技能実習生の受け入れを決断されました。
担当行政書士のコメント
技能実習制度では、飲食業における「調理」などの分野での技能移転が対象となります。今回はミャンマーから2名の技能実習生を受け入れ、「日本式の焼肉調理法」「厨房衛生管理」「接客マナー」などを学びながら働いてもらう形としました。
M様には、雇用契約や技能実習計画の作成、労働条件通知書の作成、社会保険加入、就業規則整備、生活指導体制の構築など、外国人技能実習生が安心して働ける体制づくりを進めていただきました。また、枚方市という地域特性を踏まえ、地域イベントや観光客向けサービスへの参加、多文化交流イベントへの協力など、地域貢献の取り組みも実施されました。
その結果、監理団体と連携して技能実習計画が承認され、在留資格の申請から約2カ月で無事に技能実習ビザが許可されました。実習生たちは現在、調理や接客の基本を学びながら、店舗運営を支える貴重な戦力となっています。
お客様の声
正直、技能実習制度についてはほとんど知らなかったのですが、先生に相談して「しっかり準備すれば飲食店でも受け入れ可能です」と教えてもらい、安心してお願いすることができました。
実習生たちはとてもまじめで、日本語も少しずつ覚えながら、お客様への対応や厨房業務にも一生懸命取り組んでくれています。スタッフの年齢層も若返り、お店全体の雰囲気も明るくなりました。
初めての技能実習生受け入れで不安もありましたが、監理団体との調整や書類作成など、すべてサポートしていただき、スムーズに進めることができました。今後も技能実習制度を活用して、地域に愛される焼肉店を続けていきたいと思っています。