※本事例は個人情報の観点からモデルケースとして地域や一部内容を変更して記載しています。
ご依頼の経緯
K様は門真市でカフェ&バーを経営し、地域住民や若者層、観光客から親しまれていました。しかし、飲食業界の慢性的な人手不足に加え、夜間帯や繁忙期のスタッフ確保が課題となっていました。
そんな中、アルバイト勤務していた中国人留学生Yさん(20代・女性)が、日本語能力と明るい接客態度、SNSを活用した広報活動で店舗に大きく貢献していました。K様は「卒業後も正社員として長く働いてもらいたい」と考えるようになりました。
しかし、「飲食業で技術・人文知識・国際業務ビザや特定技能ビザの条件に合わない場合、どうすればよいか?」と悩み、インターネットで「門真市 飲食店 特定活動46号」「外国人 卒業後 ビザ変更」などで検索。当事務所の外国人雇用サポート事例や、特定活動46号での採用実績に安心感を持ち、ご相談いただきました。
初回相談では、特定活動46号ビザの取得条件や、業務内容の整理、卒業後すぐに働き続けられるスケジュール管理、申請書類の準備について詳しく説明し、申請準備をスタートしました。
担当行政書士のコメント
特定活動46号ビザは、本来「専門職」での在留資格が難しい場合に、一定の条件下で認められる「留学生の就職支援措置」として活用できる制度です。今回は、Yさんの業務内容を「多言語対応での接客」「SNSによる広報」「外国人観光客向けサービス開発」「地域イベントでの企画運営」として整理し、「単純労働」ではなく「企画・広報・国際業務」に該当する内容であることを強調しました。
雇用契約書や業務内容説明書には、勤務時間や業務範囲を明確にし、飲食業における単純労働に偏らないように調整。また、門真市という地域での観光振興や地域活性化、多文化共生の取り組みを申請書類に盛り込みました。
その結果、出入国在留管理局においてもYさんの業務が「飲食業務の単純労働ではなく、国際業務・広報業務である」と認められ、申請から約1カ月半で特定活動46号ビザが許可されました。Yさんは卒業後、正社員として店舗の広報や外国人対応業務を中心に活躍し、現在ではお店に欠かせない存在となっています。
お客様の声
飲食店で外国人正社員を採用し続けるには、普通のビザでは難しいと諦めかけていました。でも、先生に相談して「特定活動46号」という道があることを知り、しっかりサポートしていただいたことで、安心して採用を進められました。
Yさんはアルバイト時代から責任感が強く、外国語を使った接客やSNSでの情報発信でも店舗に貢献してくれています。卒業後も正社員として働いてもらえて、本当に助かっています。
これからも門真市で地域に愛されるカフェ&バーを目指して、多様なスタッフと一緒にお店を盛り上げていきたいです。次回のビザ更新や、新たなスタッフ採用時にも、また相談させていただきたいです。