※本事例は個人情報の観点からモデルケースとして地域や一部内容を変更して記載しています。
ご依頼の経緯
I様は岸和田市で地域密着型のイタリアンレストランを経営し、地元住民や観光客、ビジネスマンなど幅広い客層から親しまれていました。しかし、飲食業界特有の人手不足に加え、インバウンド需要や多文化共生への対応が求められる中、SNS発信や外国語対応など専門性のある業務を担える人材を確保したいと考えていました。
そんな中、アルバイト勤務していた韓国人留学生Yさん（20代・女性）が、日本語・韓国語・英語を駆使した接客や、SNSでの店舗広報で活躍していたため、卒業後も正社員として迎え、店舗の国際化対応を強化したいと考えました。
I様は「飲食店で技術・人文知識・国際業務ビザが取れるのか？」と不安に感じ、「岸和田市 飲食店 ビザ取得」「外国人 正社員採用 飲食業」などのキーワードで検索。当事務所の飲食業界でのビザ取得実績や地域密着のサポート体制に安心感を持ち、ご相談いただきました。
初回相談では、Yさんの業務内容を「単純労働」に分類されないよう整理し、卒業から正社員登用までのスケジュール管理、ビザ取得の流れなどを丁寧にご説明しました。
担当行政書士のコメント
飲食業界で「技術・人文知識・国際業務ビザ」を取得する場合、業務内容を専門的・技術的なものとして整理することが不可欠です。Yさんの業務は「外国語による接客」「外国人観光客向けメニュー開発」「SNSやWEBでの広報活動」「地域イベントの企画・運営」など、専門性のある分野に特化させました。
雇用契約書や業務内容説明書に業務範囲を明記し、大学での専攻（国際コミュニケーション学）やアルバイト経験を関連付け、本人の能力と業務内容が一致していることを申請書類に盛り込みました。また、岸和田市の地域活性化や観光業振興への貢献、地域イベントでの多言語対応などもアピールポイントとしました。
結果、申請から約1カ月半で無事に技術・人文知識・国際業務ビザが許可され、Yさんは卒業後すぐに正社員として勤務を開始。現在は、観光客向けサービスの充実やSNS運用を担当し、店舗運営に不可欠な存在となっています。
お客様の声
飲食業界でこのビザが本当に取れるのか、不安でいっぱいでした。でも、先生に相談して「業務内容をきちんと整理して申請すれば大丈夫」と説明していただき、安心してお願いできました。
Yさんは、語学力や広報スキルを活かして、店舗の魅力を外国人観光客やSNSを通じて発信してくれています。岸和田市でも外国人観光客が増えてきたので、多言語対応できるスタッフがいることは、大きな強みになっています。
今後も地域に愛されるお店づくりを目指して、外国人スタッフの採用や新規事業にも取り組みたいです。次回のビザ更新や、別のスタッフ採用時にもまたご相談させていただきます。本当にありがとうございました。
